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- 2014/03/30 : 本当に初心者だった頃の苦い思い出 (相場雑感)
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2014.03.30 (Sun)
私が本当に初心者だった頃は、まだ民主党が政権を握っていて、日経平均が7000円後半から8000円前半でした。
その頃は現在のような商いの規模ではなく、全体の出来高も少ないので、ボラティリティのある銘柄が限られていて、デイトレするにはボラの大きな銘柄を狙って取引する必要がありました。
必要があった、というよりはデイトレをやりはじめた直後でしたから、少しでもスリルを求めていたのでしょう。
その時、良く触っていたのが、電力株とツガミです。
当時のツガミの株価は大体600円くらい、関西電力が500円台とかそんなもので、毎日のニュース次第では暴騰したり暴落したりを繰り返して、誰かが遊んでいるかのような値動きでした。
しかし、その上昇下落の流れをうまく掴んで乗りさえすれば、結構大きく利益が出るため、電力株ばかり並べては突っ込んでいく毎日でした。
「今日は上だ!」
「いや、今日は売られる!」
みたいな感じで、ほぼ「丁半博打」に近い感じでした。
大きく負ける時もありましたが、勘が当たれば大きく勝てる日もあったので、それが快感だったのでしょう。
しかし、当時本当に初心者中の初心者であった私はリスク管理という言葉すら知らず、それこそ博打のような感覚で取引を繰り返してしまっていたので、当然、次第に負けが込んできます。
信用口座を開設して、100万円ほど入れて、毎日博打をうっていたら、1か月もたたないうちに気づいたら50%くらい損をしてしまいました。
そうしてやっとトレードのまずさに気づき、勉強を始め、まだまだ拙いながらも少しずつトレード手法を改めつつ、現在に至ります。
今でこそ、その時に損した数十万円はいい勉強代だったなぁと笑って言えますが、あのまま熱くなってはまってしまっていたら、人生どうなっていたか分からないと思うと、少しゾッとしますね。
でも、現在であっても「じげん」から出発した「強引な連想買い」などと言って無謀な売買をしているので、あまり本質は変わっていないのか?
いいえ、同じように見えても、やはり当時と今とでは全然違うと言えます。
きちんとそこに生ずるべきリスクの最大を計算して理解し、またそれを受け入れられる範囲で売買していると言えますので、そこが違うだけでもずいぶん違うはずです。
もちろんこれは、「勝つか負けるか」という勝率的な意味合いの話ではなく、「負ける度合いの多寡」についての話なんですが。

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