2014.04.18 (Fri)
【尾張三英傑と光秀と利家銘柄の含み損益】
小田原機器(織田信長) 100株 -1400円
ヒト・コミュニケーションズ(豊臣秀吉) 100株 -15200円
タマホーム(徳川家康) 100株 -5400円
アデランス(明智光秀) 100株 +9000円
シンバイオ製薬(前田利家) 100株 -200円
【損益】 -13200円
※ 経緯を知らない方はこちら
~天王寺にて~
秀吉 「お館様。我らが兵は、今日も一進一退の攻防を続けておりまする」
信長 「大勢では有利でも、敵方も方々より攻撃を仕掛けておるようだな」
秀吉 「御意にございます。江戸の方より麻生氏の公言もあって、大きく我らに大勢が傾くかと思いきや、この公言を撤回とまでは至らずとも、控え目に訂正されたことにより、やや味方の士気が伸びきらぬ様子にございます。
信長 「ふん! 江戸側の戯言など、算用のうちに含んではおらぬわ」
光秀 「それに、敵味方の多くが現在の戦局を模様見をしているようで、兵の体力を温存しておこうと言う思惑が見え隠れしておりまする」
家康 「派手に動く日ではござらぬな」
信長 「サル、調略の方はどうなった」
秀吉 「は! 細川信良、三好政勝、香西長信らが寝返りを示唆しておりまする」
信長 「さようか。さすがはサルはサルでも、狡猾なサルじゃ!」
秀吉 「お館様、畏れながら申し上げまするが、このサルめを狡猾とは人聞きが悪うござる。狡猾なるは、あっさりと寝返りを考える者たちのことかと」
信長 「フフ…、もっともじゃ。だがそれらを利用しつつ敵方を追い詰めて行かねば、この戦に勝利はない。多くの武将らが模様見の状況では、検尿はいまだトイレで…、否、顕如はいまだ道理で動かぬわけじゃ」
光秀 「されど油断はなりませぬ。こうした中でこそ敵方は機を伺い、水面下にて合力の義を高めているやもしれませぬゆえ…」
信長 「言うに及ばず、じゃ。分かっておる。貴様はこの俺様を誰だと思うておるのじゃ。仮にも天下を治める織田信長であるぞ。そのような忠告は、無用の極致じゃ。貴様はどうも理屈ばかりを並べ、臆病なことばかり申しておる」
光秀 「は。されど、戦は慎重でなければならぬものと心得まするゆえ…」
信長 「もう良い、貴様は下がれ」
光秀 「…は」
信長 「下がれと言うておる!」
光秀 「ははっ! ではこれにて失礼致しまする」
家康 「まぁまぁ、お怒りなさるな、信長殿。さて、今日は疲れたゆえ、私もこのへんにて」
信長 「しかし、つまらぬのう…」
秀吉 「光秀殿の進言にございまするか」
信長 「たわけ! 奴の進言などは取るに足らぬ。つまらぬのは、お濃がおらぬことよ」
秀吉 「奥方様にござりまするか」
信長 「そうだ。時に、ねねは達者でおるか」
秀吉 「お蔭様を持ちまして、達者にございます」
信長 「お前は浮気者であるゆえ、いつもねねを悲しませておろうが」
秀吉 「何を申されましょうか。この秀吉が妻は、ねねを置いて他にはございませぬ」
信長 「さようか、あまり悲しませぬよう、大事にいたせ」
秀吉 「ハッ…!」
信長 「時に、利家はどうしておる」
秀吉 「お館様への報告のため一旦は天王寺まで馳せて参りましたが、今朝早くに陣地に戻られました」
信長 「そうか。では今宵、わしの相手をするがはたれじゃ」
秀吉 「…へっ?」
信長 「たれじゃ」
秀吉 「えっと…。では、どこぞの町娘でも連れて参りましょうか」
信長 「町娘では、満足せぬ」
秀吉 「では…、では、このサルめが…」
信長 「サルには夜の用はない。フフ…、困っておる様子じゃの。さすがの貴様も機転が利かぬか」
秀吉 「と、申されますと?」
信長 「早く、さらって来い」
秀吉 「さらって?」
信長 「そうだ。三好政勝らの妻子をさらって来い。そうして戦を有利にせよ。有利にして戦を終えれば、お濃の待つ岐阜へ戻れるはず。わしの欲求を満たすには、それしかないぞ。あらゆる手を尽くせ、そうしてこの戦に勝利し、岐阜に戻る!」
秀吉 「さすがはお館様! 承ってございまする」
信長 「すぐに手を打て」
秀吉 「は!」
信長 「おい、ここに酒を持って来い! サルよ、今夜は前祝じゃ。今宵はわしも少し飲もうかのう」
秀吉 「はい♡」
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